Research & Education

2025.04.27

このページでは、創造的文化ラボでの研究内容・教育内容を紹介します。
研究内容、教育内容のいずれも、本ラボのテーマである「創造的文化」という概念が強く関係しています。

    1. 研究活動
      1. 大手航空会社の事例研究
      2. COLOMAGA project の調査
        1. 関連リンク
    2. 教育内容
      1. 豊富な教育用コンテンツ

研究活動

2025年度は、以下2件を調査対象として、創造的文化の観点から調査研究を行っています。
単に勉強のための調査を行うのではなく、実際に社会に対して知的貢献をすることを目指し、調査の成果は学会報告や論文発表としてアウトプットすることを目指しています。

参考：過去の発表業績一覧

 

大手航空会社の事例研究

大手航空企業において実施されている、従業員が自分の情熱や創造性を発揮しながら、会社にも貢献できる活動の仕組みについての調査研究を行っています。

機密保持等の理由から、現時点では詳細の公開はできませんが、いずれ論文・学会報告やレポート記事のような形で公開を目指しています。

【 学生メンバーの感想 】

実際に企業で活躍している方と直に交流しながらプロジェクトを進める中で、社会人のリアルな姿を知ることができました。

忙しい中でも時間をつくって自分のやりたい企画を考え、実行していく姿は、私がこれまで想像していた「嫌々、そしてひたすら働く社会人像」とはまったく違うものでした。

この経験を通して、社会人として働くことに希望が持てたので、残りの大学生活では、将来、仕事を楽しめるように自身のスキルを磨いていきたいと考えています。

青山学院大学 総合文化政策学部 4年 K.O.

 

COLOMAGA project の調査

こども達が、地域の魅力を発信するためのローカルマガジンを作成する活動である「COLOMAGA project」の調査研究を通して、創造的文化の探求を行っています。

「こどもローカルマガジン」略して「コロマガ」といいます。地元のこどもたちが地元のプロクリエイターと一緒に、自分たちの住むまちを取材して、文章を書いて、イラストを描いて、写真を撮って、記事にまとめた地域情報誌（ローカルマガジン）を作る非営利団体です。2012年に静岡県伊豆市で第一号をスタートし、現在は、東京都・静岡県・山梨県・長野県を中心とする全国各地のプロジェクトチームが参画しています。
出典：COLOMAGA project

2025年度は、数あるCOLOMAGA projectの中でも「ゆ～マガ（目黒区 祐天寺）」の活動や、「KURURA（静岡県 伊豆市）」の運営者へのインタビューを実施して調査を進めています。

COLOMAGA projectの活動風景の画像

関連リンク

 

教育内容

チームでのプロジェクト活動や研究活動を進めていくためには、様々なスキルや能力が必要になってきます。

創造的文化ラボでは、このような基本的なスキルや能力を、「頭で理解している状態」ではなく、「実際に使いこなせる状態」として身につけるための教育を行っています。

たとえば、ピアノなどの楽器を演奏したいと思った時、ピアノの教科書を何百回も読んで、教科書に書かれたすべての文章を暗記したとしても、決してピアノは弾けるようになりません。教科書の知識は頭に入れながらも、実際に手を動かしてピアノの練習に取り組んで、何度も何度も失敗しながら、ピアノの練習に取り組む必要があります。

言い換えれば、「知っている」「覚えている」状態ではなく、「腑に落ちている」「出来る」状態にならなければなりません。

この状態を目指すために、この活動では、教科書的な知識の習得と、実践によって技能を習得するための活動をバランスよく行っています。

上手にピアノを弾けるようになりたければ、それなりの努力が必要なことと同じように、このような実践知を身につけるためには努力や試行錯誤が必要になりますが、一生モノの能力を身につけることが出来ます。（もちろん、すぐに諦めて、真剣に取り組まなければこのような効果は得られません。）

関連項目：Purpose & Principles

豊富な教育用コンテンツ

プロジェクト活動や研究活動に必要な知識を学ぶために、メンバーサイト（ラボメンバー限定でアクセス可能なエリア）にて、様々な教育用コンテンツを提供しています。

たとえば、プロジェクトを行うにあたっては絶対に必要になる日程管理やタスク管理についての動画教材の様子を、下（↓）の画像で紹介します。

 

 

日程管理というのは、あらゆる目標を達成する営みで避けて通ることはできない極めて重要なマネジメント技術です。

社会に出て仕事する場面でも、趣味や社会貢献活動の団体を立上げ運営しようと思った場面でも、もっとプライベートな活動の場面でも、あらゆる活動で必須と言っていいほどの技術です。

そのような技術を、就職人気ランキングで最上位ランクの常連企業でプロジェクト・リーダー経験を多数経験しているラボ運営者が、丁寧に解説しています。ラボ活動ではもちろん、優秀な人材が集まる人気企業でも十分に通用する基礎力を養うことができます。

動画教材ですから、倍速再生で時短しながら、理解できるまで何度も繰り返し学んだり、通学中に音声を聞きながら学ぶことができます。

日程管理以外にも、このような一生役に立つ教材を、多数用意しています。

また、必要に応じて、動画は随時追加していく予定です。

 

■ その他の教材例

  • プロジェクトでのコミュニケーションの基礎知識
  • ３つの輪による自己分析（就活でも使える）
  • 組織の成熟レベル解説
  • 創造的な思考技法の解説
  • などなど、執筆時点で21教材をラインナップ
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